Interview02

株式会社 むとう屋

松島梅サイダー、松島サイダー苺太郎

やさしいイラストが特徴の「松島梅サイダー」と「松島サイダー苺太郎」。
宮城県松島の酒屋「むとう屋」さんが開発したノンアルコール飲料です。
梅サイダーは、梅の甘酸っぱさとすっきりとした後味が人気。
苺のサイダーも甘酸っぱく、すこしとろみを感じるおいしさです。
日本三景として人気の観光地「松島」のサイダーは、どのように誕生したのでしょうか。

お話を聞いた人:
株式会社 むとう屋 副社長 佐々木憲作 さん
トレボン食品株式会社 常務取締役 鶴戸祐也 さん

酒屋がつくる、子供も楽しめるノンアルコール飲料

質問01
『松島梅サイダー』商品開発のきっかけは何ですか?

佐々木さん:松島は観光地なので家族連れていらっしゃる方が多く、大人が楽しむお酒以外の子供も楽しめる商品を作りたいと考えました。
トレボン食品さんのことは「ずんだサイダー」や「牛タンサイダー」で知っていたので、同じ地元企業としてサイダー作りをお願いしました。

鶴戸さん:当時から、ずんだサイダーと牛タンサイダーはメディアで取り上げていただいていたので、依頼をいただけて嬉しいですね。

佐々木さん:当時、松島の梅を使った梅酒を作っていて、同じように梅のサイダーを作れないかと相談しました。梅の味をしっかり感じたいので、果汁を3%使ったサイダーを作りたいとお願いをしました。

試作品を飲んだところ、想像以上の美味しさで驚きました! トレボンの工場長さんの知識量と技術力が素晴らしくて、お任せして良かったです。

実は、社長が「梅サイダーを作りたい」と言った時、社員からの反対の声が多かったんです。夏場しか売れず、在庫が残る可能性があるのではないか、と心配しました。ただ、できあがったサイダーが想像以上のおいしさだったので、商品化へと踏み切りました。

絵本のような物語のあるパッケージ

質問02
パッケージのイラストも素敵なのですが、どのように開発されたのでしょうか。

佐々木さん:松島梅サイダーに描かれているのは「松島梅子」というキャラクターです。大阪の絵本作家の方が松島に訪問した際に意気投合し、イラストを書いてくれました。

松島の若い力で苺のサイダーが生まれた

質問03
その後、「松島サイダー苺太郎」も開発されてますが、元々開発の予定はあったのですか?

佐々木さん:2年後に山元町の苺のお酒を作ったので、「これもサイダーにしよう」とノリで作った感じです(笑)。一番良い時期のブランド苺「もういっこ」を使用しています。

松島サイダー苺太郎のパッケージは社長の息子である「子供店長」がモデルになっています。子供店長が「苺も良いんじゃない?」と言った一言が開発のきっかけでもありました。山元町の苺太郎が気球に乗って松島の海を眺め、松島の梅子(松島梅サイダー)に会いに来る、というストーリーが込められています。
また、地元の松島高校生徒がインターンに来てくれていたので、若者目線で味を決めてもらいました。

鶴戸さん:梅や苺のサイダーは甘酸っぱいのでサイダーと相性が良く、作りやすいんですよね。なので、様々な試作品を作り、選んでいただきました。

むとう屋さんおすすめの飲み方とは?

質問04
商品を販売してみて、反応はいかがでしたか?

佐々木さん:商品にストーリー性があるので、飲食店などへおすすめしやすいです。オール宮城で作られており、松島の手樽地区で育った雫石農園さんの梅を使い、山元町の田所食品さんで搾汁し、トレボン食品さんでサイダーにしてもらっています。
また、特に梅は酸味があり、さっぱりしているので食事にも合います。飲食店やホテルでも反応が良く、リピートしてくださっています。このサイダーは、日本酒で割ってもすごく美味しいんです。なので、お酒が苦手な方も、好きな方も一緒に美味しく召し上がっていただけます。

鶴戸さん:梅のサイダーは全国でも珍しく人気があるので、弊社にもよく問い合わせがきます。日本酒と割る飲み方があるのは知らなかったです。

佐々木さん:日本酒が苦手な方って、日本酒独特のえぐみが苦手なのですが、梅サイダーの酸味でえぐみが和らぐんですよね。
お酒が強い方は2:1(酒:サイダー)で割っていただき、弱い方は6:1(酒:サイダー)で割っていただくのがおすすめです。ついつい飲み過ぎてしまうおいしさです。
苺サイダーはにごり酒と割って召し上がっていただくのがおすすめです。

願いや想いをストーリーに込めて

質問05
これからサイダーを作りたいと思っている方へ、メッセージをお願いします。

佐々木さん:トレボン食品さんは知識と技術力があるので、お任せすれば素晴らしい商品を作ってくれます。
ただ、作るのは簡単でも、長く愛される商品へと育てていくことは大変です。どういうストーリーがあり、どういう人に楽しんでもらいたいのか、を考える必要があります。

我々は、この梅サイダーを3代先まで販売し続けて、いつの時代もむとう屋に子供がサイダーを買いに来てくれる風景を残していきたいと思っています。

鶴戸さん:松島と言えば「サイダー」と言ってもらえるよう、私達もサポートしていきますので、これからもよろしくお願いいたします。

株式会社 むとう屋

企業名:株式会社むとう屋
オンラインショップ:https://www.e-mutouya.jp/

宮城県・松島「むとう屋」は、宮城の日本酒専門店です。扱う日本酒は、宮城県の酒蔵が造った日本酒のみ。宮城自慢の日本酒にこだわり販売をしています。顔が見える蔵元、造り手の気持ちを大事に伝えていきます。

購入できるところ:道の駅 大郷プラザ、仙台駅構内のお土産屋、NewDays、松島のホテルなど